ロゼッタストーンBLOGニュース

▼「ズルズル♪ズルズル♪」と音を立てて食された冷製パスタ

　「ズルズル♪ズルズル♪」と、隣のテーブルから何かを啜るような大きな音がする。振り向けば、冷製パスタを啜って食しているご婦人の姿が見えたのだった。細麺のパスタを、フォークを使わず、割り箸でざる蕎麦や素麺、饂飩のように啜って食べている。

　良く言えば、日本人らしい麺類の啜り喰い。悪く言えば、ホテルレストランではみっともない食し方である。折角、オシャレな洋服を来ているのであれば、周囲に配慮して、啜っても構わないが、できるだけサイレントに食してもらいたいと思うばかり。

　また、向こうのガラス窓近くの女性３人組。注文を終えて、料理を待つばかりの時間帯に、各自のバッグから大きなアルコール入りの容器を取り出し、胸元や腕にスプレイしているではないか。コロナ感染防止の強い気持ちは分かるが、噴霧したアルコールは周囲テーブルの料理の上へ。

　これも同じく、周囲に配慮のない身勝手な愚行となってしまう。３人組も一所懸命着飾って来られているものの、家庭に備えているような大きな容器の消毒用アルコールを噴霧するとは、これ如何に。人間観察を趣味とはしていないが、やけに目立ち、気になってしまう。

　これらは、ストレートに物申させて頂ければ、「民度低き愚行」としか言いようがない。オシャレなホテルレストランで堂々としているのが滑稽でもあり、腹も立たぬけれども、このような珍事が多々あるようでは、文化発信基地としてのホテルを軽視しているだけの話。

　歳を重ねてくれば、大抵の人は、自分のスタンダードをこよなく愛し、それが家庭内であろうが、外出先であろうが、全く気にせず愚行に及ぶ。若き頃からの育ち、躾がお粗末なのか、元々体裁を考えぬ方々のか分からないが、もし、これが自分の親であれば赤面ものとなる。

▼今日の熊本城

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写真・文責：西田親生

品性に欠ける食べ方ホテルの利用法啜り食い冷製パスタ新型コロナウイルス感染対策テーブルマナー

posted by Chikao Nishida at 2021/8/5 12:00 am

想い出の「点心」とCANON EOS 5D Mark II

　自分に「外出禁止令」と言い聞かせて、特に、土日は完全１０割外出を控えた。遣ることが無くイライラするかと思いきや、気づけば、オフィスのガラス拭きをしたり、大容量の写真の整理をしていると、時間が足りないほど、日々出来ないことが沢山あった。

　中でも、写真の整理には想定外に時間がかかる。最近の画像はパーフェクトにクラウドへ保管しているが、昔の写真は適当な管理状態だったので、２００３年から２０１１年に撮影した写真を、デスクのハードディスクから、一気にクラウドへアップする事にした。

　目に付いたのは、２００９年４月１７日に撮影した、グランドハイアット福岡の「広東料理チャイナ」の点心である。同店はお気に入りのレストランであったが、確か、２０１５年に残念ながら閉店したところだ。

　因みに、これらは香港から出向していた点心専門の凄腕シェフの作品。当時、CANON EOS 5D Mark IIを使用して撮影したのだった。ある程度の照明があったので、１１年前の写真とは思えぬほど、色乗りも良く、とても旨そうに撮れている。

　CANON EOS 5D Mark IIは、当時から名機と言われ、約36×24mmのCMOSセンサーを搭載するカメラで、画素数は2,110万画素を誇る。現在でも使用している人も居ると聞いているが、素晴らしいデジタル一眼レフカメラである。

　されど、現在はNikon党となっているので、CANONは使用していないけれども、今使うとなると、もっと良い写真が写せるのではないかと、当時の写真群を見ながら、苦笑いしてしまった次第。しかし、懐かしい。