ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » 接写

接写の面白さ・・・

800_0230


 NIKKOR 60mm Microレンズを持ち出すのは、久し振りだった。元々、草花や料理写真を撮写するために購入したレンズで、以前は、随分活躍してくれた。しかし、そのカチッとさに少々飽きが来ていたので、最近は、ワイドなレンズを用いて、至近距離で撮影できるレンズを使っていたが・・・たまにはカチッと撮りたいと思い、今回持ち出したのだった。

 マクロレンズは、突っ込んだ撮影が出来るのが、実に心地よい。通常、最短焦点距離に阻まれて、小さな器の料理など、画面一杯に撮れないので、イライラすることもある。そんなところで、マクロレンズはイライラをさらっと解消してくれるのだ。

 しかし、如何に近づいて撮ることが可能と言っても、60mmでは昆虫などを撮ろうとすると、さっと逃げられてしまい、女性を撮れば、産毛や小皺までクッキリと写るため、もし、使ってしまうと、後から恨まれる可能性も多々ある・・・。

 今回は、熊本ホテルキャッスルのレストランカウンター席のテーブルフラワーの深紅の薔薇を被写体とした。小ぶりな薔薇の花一輪。そのままでは面白みに欠けるので、スプーンで水を垂らし、その水玉にフォーカスを当てて撮影したのだった。

 先般、ダウンライトがLEDに変えられたとのことで、以前の色温度とは少々異なる。しかし、均等に大理石でできたテーブルの玻璃面を照らしているので、逆に撮影環境は良くなった。

 望遠ズームで撮れば、色乗りが良いらしいが、やはり、一輪の花や一品料理を撮るには、マクロレンズは欠かせない。更に、いつも手持ち撮影なので、いろんな角度を試すこともでき、思いのまま被写体を切り撮ることが可能なので、ワクワクしてしまう。

 分厚い鶏肉の下に敷き詰められたものを撮る時も、海に聳り立つ断崖絶壁の壁面の洞窟の中を探るようで、大変面白い。欲を言えば、その暗がりの中のうっすらとした光まで拾えれば文句はないが、このレベルのレンズでは、そこまで注文つけるのは酷な話。・・・そんな時に、Carl Zeissのレンズが頭に浮かぶのである。(苦笑)
 
800_0240


800_0243



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/17 03:05 am

マクロ撮影の面白さ・・・

▼NIKON Dfのシャッターボタン(NIKON D800で撮影)

800_8960


 就寝する前に、必ずカメラを手にして、シャッターボタンを弄り、その余韻を楽しみながら床につくのが、私のスタイル。

 どっちかと言えば、ロングショットよりも、接写や至近距離からのポートレートに面白みを持っている方だが、今日は、NIKON Dfの各種ボタンやダイヤルを磨きながら、マクロレンズを使わず、オードトアレ2本の瓶を接写してみた。

 使ったのは28mmワイド。結構、最短焦点距離が短いので、いろんな角度からの撮影を試みた。スタジオではないので、黒のクロスを敷いて、ボトルや箱を倒しての撮影。f2開放から1段、2段絞って、光の回り込みや、被写体の前後のボケとグラデーションを楽しみながら、数枚撮影したのだった。

 マクロレンズを使用すれば、何も問題なく、楽々撮影できるものだが、マクロはカチッと撮るには良いが、ちょっと柔らかさに欠けるので、この28mmレンズで、どこまで質感を出せるかの実験でもある。

 日頃は、ほとんど単焦点レンズで撮影するが、たまに、面倒臭いときにはズームを使って手抜き撮影もありかと逃げたくなってしまう。しかし、単焦点レンズでしっかりと被写体と捉え、構図を決めて、奥行きや質感をどこまで追い詰めることができるか、いつもカメラやレンズと闘っているのが面白い。

 ちなみに、以下のアルマーニやボスのオードトアレは、筆者が日頃から愛用しているものである。別に体臭はないが、自分なりの香りを持つことは、お洒落心を維持することにも繋がり、その香りで心が安らぐものなのだ。

 写真撮影の仕事では、商品撮影はあまり好まない。しかし、撮り出すと面白い。バックが黒で、被写体も黒のガラス瓶となれば、本来なら、レフ板を当てたり、被写体の両脇に白い壁を作り、被写体とバックの境界線を美しく仕上げたいと思ったりもする。しかし、夜中のカメラ弄りは仕事ではないので、気軽にカメラの調子やレンズとの相性を確かめることで・・・安眠の準備ができるというものだ。(苦笑)


▼NIKON Dfのシャッタースピード設定ダイヤル(NIKON D800+NIKKOR 60 MICROで撮影)
800_8963


▼NIKON Dfの露出補正設定ダイヤル(NIKON D800+NIKKOR 60 MICROで撮影)
800_8962



▼HUGO BOSSのオードトアレ(NIKON Df+Carl Zeiss DISTAGON 28mm f2.0で撮影)
DF1_0870


▼ARMANI BLACK CODEのオードトアレ(NIKON Df+Carl Zeiss DISTAGON 28mm f2.0で撮影)
DF1_0859



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2015/5/7 04:39 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp