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春が、すぐ目の前に。

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 昼間は夏のように、大変日差しが強い一日だった。今日は400mmの望遠レンズを持参。望遠となれば、湧水池 八景水谷公園に行くのがお決まりである。

 今回、いろんな物語が繰り広げられ、さらっと10分ほどで野鳥を撮影して帰ろうかと思っていたが、結局、1時間近く園内を歩き、幼い子供連れのママたち、ワンチャンとお散歩のご婦人、小学校の遠足の賑わい、白鷺の飾り羽、魚獲りが下手な青鷺、落ち着きのないカワセミ、人懐こさのないセキレイ(桜の馬場 城彩苑のセキレイは人懐こいものがいる)やムクドリ、ヒドリガモ・・・と、僅かな時間ではあるが、とても楽しい撮影ができた。

 帰り際になると、いつもの「望遠じいちゃん(CANON派)」がベンチを占領し、セティング開始。一度は会釈はしたものの、物静かなので、できるだけ刺激を与えぬよう、そろりとその場を立ち去った。もしかすると、「いつもの望遠おっさん(NIKON派)が来ている!」と、逆に思われているかもしれない・・・。(苦笑)

 今日の最高のショットは、何と言っても、写真下の中央の青鷺である。ろくろ首のように、目一杯首を伸ばし、魚を追っている。しかし、草陰に隠れているのは良いが、どうやって魚を獲るのか理解に苦しむ。先般は、土手から転げ落ちそうになり、魚に逃げられてしまった青鷺。うまく獲物をゲットできれば良いのだが。

 陽だまりで、携帯灰皿を左手に、ちょっと一服。・・・春が、すぐ目の前に来ているようである。

 
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/3/4 01:04 am

お米さえあれば、何とか・・・。

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 終戦となり、満州から引き上げてきた母の事を思い出した。

 その明言に・・・「お米さえあれば、何とか生きて行ける。」があった。・・・最初聞いたときは、何を言い出すんだろうと思っていたが、先般、真向かいに住んでいる90歳のおばあちゃんの言葉で、その意味が良く理解出来たのだった。

 おばあちゃん曰く、「あなたのお母様から、随分お世話になったんですよ。ご存じかどうか知りませんが、内の孫達二人、幼い頃に何年も毎日のように、お母様から大きなお握りを頂いていたんです。もう二人とも家庭を持つ大人になりましたが、お母様のおにぎりで育てて頂いたんですよ。私の息子も嫁も仕事があって、なかなか子供の世話もできない状態だったので、本当に助かりました。本当に感謝しています。今も生きていらっしゃれば、いつもニコニコ笑ってらして・・・。」と。

 なるほど、筆者は別棟に住んでいたので、母が何をしていたのか全く気づきもしなかったが、大きなお握りを毎日幼子達に手渡していたことを聞いて、「お米さえあれば・・・」の、母なりの明言が理解できた。

 母は、満州に居た頃は、相当裕福な家庭に育っていたようで、終戦を迎え、着の身着のまま、乾燥トウモロコシの袋だけを持ち、家族全員で逃げるように戻ってきた話を聞いたことがあった。その時、一緒に逃げ戻る周囲の人達が、バタバタと倒れ、屍になって行ったと。・・・その時、死ぬか生きるかの瀬戸際にあって、初めて食べ物の有り難さが母の頭をかすめたのだろうと。

 18年半前に急死した母の事を久し振りに思い出しながら、今夜は、粗末ではあるが、母がよく作っていた「高菜炒飯」を作ってみた。余りご飯を炒めすぎると不味くなるので、具材をじっくりと炒めた後に、ご飯を混ぜる程度で留めた。・・・大変、美味しく頂いた次第。

 「お米さえあれば、何とか生きて行ける。」・・・なるほど。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/4/19 12:00 am

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