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「気づき」のある軌道修正!

▼頭隠して・・・

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 世の中には、いろんなタイプの人がいる。いろんな性格、育ちの人がいる。

 思い込みの激しい人、とにかく横柄な人、酒癖女癖博打癖が悪い人、やけに信心深い人、自己を過大評価する人、学歴詐称をする人、虚偽を日々のルーチンワークとしている人、瞬間湯沸かし器のように有頂天になる人、空気が読めない人、旗振り大好きな人、常に高飛車な立ち位置を好む人、自分の言葉に酔いしれる人、コバンザメのようにマネーフローにへばりつく人、目一杯神輿を担ぐ人、仰々しく己を褒めたたえる人、弱々しくか細く見せ掛ける人・・・。

 一言で表現すると、皆、「癖の悪い人」に属してしまう。ただ、現世(広い世界)には、上述のものを全て取り揃えている猛烈なエキスパートも存在する訳で、その取り扱いについては、厳重注意のシールを貼っておかねば、その「悪行三昧」は延々と続き、飛沫感染し、善良なる方々も毒されてしまう。真っ暗な洞窟にぶら下がる吸血蝙蝠のように、その毒性は思いの外強い。

 人間は面白いもので、歳を重ねれば重ねるほど、その悪癖が膨張し、顔つきまで変わり、挙げ句の果てには、醜い妖怪になってしまう。本人が気づかぬ間に、その豹変ぶりは筆舌に尽くしがたく、戦慄そのものだ。それは、それは、取り返しのつかない、醜態と化してしまうのである。

 この一年、素晴らしい人たちとの接点が多く、上述のように、見るも哀れな人はただ一人も居ない。何が素晴らしいかと言えば、その人たちは、自分本位で物事を考えず、悪巧みなど一切しない方々ばかりである。「きよい」が全くなく、自然体である。それは、育ちや本人の育ち方が素晴らしいから、その結果、素敵な大人になっているのだろうと推察する次第。

 一つ一つの言葉が、実に温かい。思い遣りは当然の如く。心にゆとりがあり、常に溢れ出るような笑顔をもって暮らしている。嘘偽りのない眼は、とても涼しげで、白黒はっきりしている点も、その方々の共通点となっている。「あーして、こーして・・」の駆け引きがない。胸襟を開いて、単刀直入に持論を述べ、他人の言葉尻など掬うこともなく、ひたすら他人の言葉に耳を傾けている。

 稚拙な思考回路で育った人間は、いつも自分を褒めてもらいたい、人気者になりたい、皆のヒーロー又はヒロインで居たいと、・・・あれやこれやの愚策を無駄に積み重ねて、くだらない人生を送っている。周囲をキョロキョロと見回し、お利口さんと言ってもらいたいのだろうと・・・。もし、それが人生の「軸」となれば、大変痛々しい人生の終着駅への片道切符となってしまう。

 昨日の記事を、朝から読んでいただいた方から、メッセージが届いた。実に純朴で素直な性格の持ち主だろうと・・・。ちょっとした記事の内容を自分に照らし合わせて、自己反省をしながら、価値あるベクトルへの軌道修正を語ってくれた。瞬間的に「気づき」があったのだろうか!?・・・人間であるが故に失敗は沢山するだろうけれども、少しずつ好循環になるために、自己反省を繰り返しながら、大く育って行くのだろうと・・・。

 今朝は、その方のメッセージを拝見して、すこぶる心が癒されたのであった。まだ、直接お会いしてはいない。しかし、その方の短いメッセージは、十二分に心に伝わってきたのである。・・・これから先、きっと、素晴らしいプロの仕事人になられるに違いない。


▼威風堂々と・・・
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/3/8 12:00 am

言霊と人生・・・

▼芝居小屋 八千代座(熊本県山鹿市)

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 写真は、先般、初めて12mm超ワイドレンズで八千代座(熊本県山鹿市)内部を撮影したもの。

 別にセッティングして写したものではなく、大勢の観光客の間隙を狙って、手持ちというか、花道にカメラを置いて、ほとんど勘で撮影したものです。

 今朝、この写真を見ながら、色んなことを思い出しました。

 小学生の頃、ボロボロだった八千代座。「泥かぶら」や「肥後石工」などの演劇を見たり、映画などの上映もあったように記憶します。

 日本全体が高度成長期に差し掛かる頃だったと思います。

 昭和20年代は太平洋戦争の戦後処理と復興の時代。昭和30年代は戦争の傷を癒しながらの、「ものづくり日本」のパワー蓄積の時代。そして、昭和40年代に高度成長期を迎え、家電製品がどんどん家庭に浸透して行ったのだろうと。

 幼い頃から現在に至るまで、特に自分自身に影響を与えた言葉、つまり「言霊(言葉にあると信じられた呪力」が確かにあったのではないかと、ふと、この写真を見ながら考えていたのでした。

 心に残る言葉・・・それが潜在意識の中に宿り、無意識の内に、その「言霊」に感化され、人は育って行くのだろうと。

 3歳になってカトリック幼稚園に通い始めた頃、幼稚園近くに住んでいた叔母から「もう時計を読めなきゃだめだよ!」と言われ、叔母の家に掛けてある柱時計を何度も指差し、「何時何分」の訓練をしたこと。負けず嫌いだったのか、6歳上の従兄弟がスラスラと時計を読むのが悔しくて、叔母が手で針を回しながらの問い掛けに必死となり、1日で覚えてしまったことを思い出します。

 父の転勤で、故郷を離れ、全く知らないところの小学校へ入学。その夏休みに、幼稚園の園長夫妻が訪ねてきてくれて、「キリンになりなさんなよ!」と助言を頂いたいこと。随分昔の話ですが、深く刻まれた言葉の一つでもあります。また、1年2組の担任の先生が家庭訪問の時に、「この2年生から6年生までの国語の教科書を持ってきたので、夏休みに全部読みなさい!」と言われたのも、正直なところ、衝撃的な家庭訪問(えらい宿題)だったと記憶しています。

 更に、これは良い思い出ではないのですが、小学校6年生で委員長だった私に対して、担任の先生が皆の前で「三年苔!不潔な奴だ。従兄弟はできが良いのに、君は本当に問題児だ!よって、委員長を辞めてもらう!」と中傷を受けたこと。まあ、プールサイドでワイワイ騒いでいた時に、ある同級生を蹴ってしまい、服のままプールに落としたことが原因だと思いますが、元気よすぎて、先生からも敵視されていたのだろうと。(苦笑)

 中学一年生の時に、某県地方検察庁検事正から「頑張ってお父さんのようになんなさいよ。私は転勤で他所の県に行くけど、いつもチヌ釣り一緒に行ってくれたお礼に、この万年筆をプレゼントするよ。」と、強く握手を交わして頂きました。当時の私にとっては夢のような高価な万年筆を頂いたこと。白髪の検事正(氏名は伏せます)だったと記憶しますが、急に学ラン姿の自分を大人として扱って頂いたことが、印象的でした。

 また、同時期に若手検事から「この本読んでみてご覧!」と、ドストエフスキーの「罪と罰」をプレゼントして頂いたことも鮮明に覚えています。その検事さんが若い頃出会った書籍の中で、印象深かったものの1冊だというので、今でも大切に保管してあります。当時の若手検事さんは、数年前に最高裁判事で退官されました。20年前に母が若くして急死した時も、さっと東京から駆けつけて頂きました。私の半生において、「大義」というものに対して、強く影響を与えた方の一人でした。

 振り返り、今だからこそ気づくことが沢山あります。幼少期から成長期、そして思春期に掛けて、特に、自分の人生を決定づけるような、重要且つ摩訶不思議な「言霊」が、潜在意識に格納されて、人は歩み続けているのだろうかと、その時、その時の印象深く刻まれた記憶の中に、お世話になった方々、苦言を呈して頂いた方々、そして、温かく子供の私を一端の大人のように取り扱って頂いた方々など・・・人との出逢いがこれほどまでに大切なことを、再認識したのでした。

 されど、一端の大人になった現在の自分であっても、しばしば「言霊」に出逢うこともあります。つい最近では、高校1年生からの付き合いの心友が居ますが、その心友の父親も検察官で、私たち二人は短い期間だったと言えども、毎日のように、双子の兄弟のように、官舎で遊んでいたのです。いつだったか、彼から「色々と苦労しているようだけど、頑張って!新聞やテレビなどで活躍しているのは分かっていたよ。これ少ないけど、投資するので、気合を入れて成功してもらいたい!」と言ってくれたことがありました。彼が去って行った後に、目頭が熱くなりました。

 私の友人には、所謂、チャラい「遊び人」は一人も居ません。皆、立派に社会貢献している人物ばかりです。しかしながら、そろそろ定年を迎える友人もいるのですが、周囲を取り巻く心友を含めて、あらゆる方々の「言霊」により、支えて貰っていることを忘れず、今後も「大義」をもって、果敢に攻めて行きたいと考えている次第です。

 「言霊」・・・軽視すると罰が当たるという、大変有難いけれども、怖い存在でもあります。苦言を呈して頂く人ほど、その「言霊」にはパワーがあるのです。


▼熊本県天草市下田方面の海
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  • posted by Chikao Nishida at 2015/7/5 10:38 am

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