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仮想現実世界から飛び出したアバターたち・・・

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 昨日、日頃からお世話になっている方(静岡在住)から、大きなダンボール箱に、静岡が目一杯詰め込まれたお菓子が送られてきた。いつも、静岡産のハムやソーセージなどが贈られてくるので、ただただ有難いばかりで、子供が宝箱を開けるようにウキウキしてしまう。

 今回は、深夜の仕事ばかりの筆者が、口寂しくならぬようなお菓子のようだ。静岡となれば、「うなぎパイ」を思い起こす。開封するや否や、すぐさま頬張ってしまった。「うなぎパイ」を口に含むと、外側の砂糖の甘みとバターのフワッとした香りが鼻を抜けて行く。

 好物の煎餅、凍らしておいしい「KitKat」、「源氏パイ」など、色んなお菓子が段ボール箱から溢れんばかりに入っている。幼い頃を振り返ると、お菓子の定番は「すずめの卵」や「チロルチョコ」、「カルミン」程度で、バリエーションが少なかったことを思い出し、苦笑した。

 当時、遠足のおやつに、このダンボール箱に収められている菓子を持ち込んだとしたら、相当羨ましがられたに違いない。誰しも人の子、隣の子供の弁当やお菓子が気になって仕方ない。育ち盛りの子供の食欲は無限に近い。カレーライスを3皿食べるのも、当たり前の大食漢である。

 静岡の方とは15年ほどのお付き合いだが、当時、日本上陸したばかりの、メタバースの走りであった仮想現実世界「SecondLife」で出会った一番の仲間である。当時は、東京を皮切りに、茨城、静岡、京都、大阪、神戸、熊本、沖縄など、全国でオフ会を開催して、親交を深めて行った。

 今思えば、とても懐かしいことばかりで、仮想現実世界から現実世界でお会いする方々はとても新鮮に感じた。というのは、日頃が各自のアバター同士でコミュニケーションを交わしているので、現実世界とギャップがあれば驚き、アバターそっくりであれば余計に驚くといった具合である。

 熊本に足を運んでくれたアバターは、東京、茨城、静岡、京都、神戸の方だった。東京の方は元女優、静岡の方は元国家公務員、京都の方は大学生、そして神戸の方はマスコミ関係だった。その他の仲間は、自動車メーカーや医療関係など、色んな職種が集まる仮想現実世界「KUMAMOTO JAPAN」だった。

 それから早や15年が経つけれども、東京、茨城、静岡、京都、神戸の方々とは、現在も時折連絡を取り合い、すこぶる素敵なリレーションシップを維持している。よって、昔からの親友のように、互いに語り合う。現在はコロナ禍でもあり、なかなかface to faceで会えないので、ちょっぴり寂しく刺激がない。

 昨日ご紹介したけれども、東京の元女優さんからは、おしゃれなチーズケーキを頂いた。毎年、必ず誕生日のプレゼントを贈って頂くけれども、一番記憶に残るのは、彼女手作りの「チャツネ」である。当時、届いた翌日に、カレーライスを作る時に、その「チャツネ」を使わせて頂いた。

 また、2016年の熊本地震の時は、京都の女子大生から、大きなダンボールに、ペットボトルの水、消毒用アルコール、非常食やお菓子を沢山贈って貰ったことを、昨日のように覚えている。しかし、皆さんには何のお返しができていないので、この場をお借りして心から感謝するばかりとなる。

 このように、仮想現実世界から飛び出したアバターたちが、今も尚、現実世界の人と人の絆が繋がっているのだから、それはそれは、凄く稀有であり、奇跡的なことだと思うばかり。人は生きていてなんぼ。生きているからこそ、このように素敵なリレーションシップが可能なのである。

 勿論、全アバターは全国バラバラに生きているけれども、ネットのお陰で、隣の家にいるように思えてならない。そう考えると、日頃の寂しさが少しは和らいでしまう。ネット事業をスタートして、今年が27年目。本業にて、全国で活躍する人たちと出会えたことは、とても幸せなことだと考える次第。

 これからは、仮想現実世界「SecondLife」から15年目となるが、メタバースの時代が本格的に動き出しそうな気配。ネット環境もデバイスも15年前とは雲泥の差となっているので、もっと、想像力を膨らまして、メタバースの世界を楽しみたいものである。


▼静岡のアバターよりお贈りいただいたバースデイプレゼント「静岡満載」
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  • posted by Chikao Nishida at 2022/5/8 12:00 am

「Clubhouse」は、第2の「Second Life」!?

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 1月23日に日本初上陸した新型SNS「Clubhouse」に入り込み、2週間余り。2007年に日本上陸を果たした仮想現実世界「Second Life」と同じ様な匂いがするのであった。「Second Life」の機能を大幅に端折り、必要最小限の機能だけを搭載した、コミュニケーションツールとなっている。

 当時、高速グラフィックボード搭載のマシンと高速通信にて接続できた仮想現実世界「Second Life」は、リアル世界からバーチャル世界へ瞬時にワープ。仮想現実世界に自分のアバターを作り、文字チャットは勿論だが、直接肉声にて会話ができ、仮想現実世界で物作りや自宅建設なども可能であった。

 実寸大の夢の様な仮想現実世界に、誰しも寝食忘れるほど、虜になった。特筆すべきは、仮想通貨(リンデン・ダラー)の存在である。物販やら土地の売買などの商売ができ、儲けは現実世界のドルへの換金をも可能だった。因みに、或る米国女性は、不動産事業をスタートさせ、数ヶ月間で1億円を稼いでいる。

 ただ、仮想現実世界「Second Life」は、思いの外敷居が高く、高速マシン(高速グラフィックエンジンほか)を保有し、高速通信環境下でなければ、安定して繋ぐことができないのが、最大の欠点だった。しかし、アバターが集まり、コミュニティを形成し、オフ会などが全国各地で盛んに開催されていたのである。

 爆発的な人気を博した仮想現実世界が、僅か数年間でじわじわと衰退し、現在も存在してはいるものの、国内のスポンサー企業は立ち去った。また、海外には根強いファンが「Second Life」を日々楽しんではいるものの、日本国内では皆無に等しいと言っても過言では無く、SIMは閑散としているのが現状となる。

 上述のように、地球規模にて人気を博した「Second Life」だが、2010年頃を境に、Facebook、Twitterなどの新たなSNSが台頭し、インターネット世界が様変わりすることになる。更に、皆さんが日頃から利用しているInstagramやLineも、SNS本流の時代に乗じて現在に至っている訳である。

 よって、本格的なSNS時代となり約10年が経つが、今回の新型SNS「Clubhouse」が日本初上陸し、スマホという万能マシンを片手に、高速通信環境下にて気軽に参加し、ラジオ感覚で人々の会話に耳を傾けたり、直接語り合ったりが可能となれば、正しく、第2の「Second LIfe」の到来であろうかと・・・。

 現在はアイドリング期間中でもあるけれども、これから課金制など「Clubhouse」の仕様が変わってくれば、よりビジネスライクに活用できるウェポンとしての存在が確立され、これをベースに、新たなビジネスモデルか次から次へと登場することになりはしないかと、期待が膨らむばかりとなる。

 
▼熊本ホテルキャッスル桃花源のランチ
 深夜の「Clubuhouse」で会話をしていると急に血糖値が下がり、すこぶる腹が減ることが多い。
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文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2021/2/14 12:00 am

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