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12年前の一眼レフデジタルカメラ・・・

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 先日、2009年に購入したNikon D800とNikkor 28-300mmのレンズを使って、遊び撮りをしてみた。仕事中に迷惑で掛けながらも、マネージャー(熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏)に頼んでポートレートをパシャリ。それから、料理をパシャリ。食事を終えて、熊本県玉名郡玉東町にある半高山へ足を運びパシャリ、パシャリ。

 二世代も古い一眼レフでもあり、レンズも同時にゲットしたので、既に12年が経ってしまった。国内外の取材で活躍してくれたカメラとレンズ。カメラ本体は傷だらけ。レンズは日頃から手入れをしているのでゴミ一つないが、今回、いい具合にポートレートや料理も撮影できたので、調子にのって半高山まで走った。

 少々、燻んだ空だったが、半高山の蜜柑畑をワイドで撮ったり、望遠で阿蘇山の中岳白煙を撮影することができた。阿蘇は先般大規模な噴火をしたばかりだが、現在は白い煙なので、安心、安心。しかし、先日の噴火は、従来のそれとは異なり、規模が大きく大量の火山灰を噴き出していたので、まだまだ気を抜く訳には行かない。

 ここで再び、カメラとレンスの話に戻すことに。12年前と言っても、このD800の画素数は3680万あるので、当時としては、国内最高峰の画素数を誇り、超ワイドで撮影した写真を虫眼鏡で見ても、ディテールが鮮明で、今でも十分活用できるものである。ただ、このレンズは現在も販売してあり、お散歩には最高の銘玉とも言える。

 春夏秋冬、花鳥風月、雪月花と、四季折々に自然の中に溶け込み、シャッターを切るのは最高の喜びであるが、正直申し上げて、人を撮るのが一番難しくもあり、とても面白い。これは大変注意を要することだが、肖像権の問題などが生じるので、見知らぬ写真家が見知らぬ人を勝手に撮るのはタブーなので、少々ハードルは高くなる。

 何はともあれ、元気な人の、その瞬間を切り撮るのは、写真家としては至福の極み。これからも、カメラ目線ではなく、一所懸命に仕事に打ち込んでいる人たちの姿を撮れればと、段々と欲が深まってくる今日この頃である。死ぬまで趣味として遊べるカメラは、読者の方々へも是非オススメしたいものである。


▼ダイニングキッチン九曜杏のマネージャー
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▼新作メニュー「鱈のポワレ」
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▼半高山の蜜柑畑
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▼収穫を待つ蜜柑たち
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▼半高山より望む阿蘇山中岳の噴煙
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▼ついでに筆者も撮ってもらった(熊本ホテルキャッスルにて)
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写真・文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/11/3 12:00 am

新メニューが続々と・・・

▼新メニュー「鱈のポワレ」

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 ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)のメニューを開くと、「鱈のポワレ」が、ランチ新メニューとして加わっていた。以前の「舌鮃のムニエル」に代わるものだが、食してみると、鱈らしく身離れが良く、ジューシーで、とても食が進んだ。あっという間に、完食。ご飯の量も多かったが、朝食を抜いていたので、結局、同レストランで人気の「シュークリーム」をオーダーし、やっと胃袋が落ち着いた。

 スープは現在開発中のものを、料理長より試食としてサーブされた。香りが良く、喉越しが柔らかだが、香辛料も程良く、完成度は高い。季節柄、体が温まるスープとして、次からも是非食したいと思った次第。元々、ポタージュ系よりもコンソメ系を好むので、このタイプは2杯でも3杯でも飲めそうだ。食前のスープを上品にちびちびとスプーンで掬うよりも、器ごとザーッと流し込みたい気持ちが無いと言えば嘘になるが・・・。

 コロナ禍により、飲食業の不振は、そのまま生産者を直撃しているのは、紛れもない事実。しかし、卸や仲買が誠意を持って、ホテルレストランや旅館に対応しているのかは、様々であろうと推察する次第。先般は野菜や肉が異常に高騰し、スーパーに足を運ぶと、とんでもない値札が付いていた。そんな値段で、ホテルや町場のレストランがやって行けるはずがない。需要供給のバランスは重要だが、結局は消費者の負担が大きくなってしまう。

 以前、福岡の大手シティホテルへ取材で足を運んだ時のこと、その時、総料理長の話がすこぶる印象的であったことを思い出す。それは、野菜や鴨肉などを、生産農家から直接仕入れていると言うのだ。更に、若手シェフたちが、生産農家を訪れて、畑の草刈りや、時にはその食材を使って、現地でフランス料理を振る舞うなど、素敵なリレーションシップを構築しているというものだった。総料理長は「食育」にも熱心だったので、なるほどと頷くばかり。

 現在、SDGsが叫ばれる時代。無駄のない食材の仕入れが確立されることが一番だと考える。日本全国を見回せば、どれだけのスーパーの弁当や野菜や果物などが売れ残り、どれだけの量が廃棄されているのかを考えれば、ホテルや旅館、そして町場のレストランは、今一度、無駄のない仕入れ手段を見出しては如何だろうかと。昔ながらの生産者→市場→卸→仲買→小売→仕入れの流れには、無駄が多く、単に伝票だけで商売が成り立っている業種に対して、首を傾げるばかりである。

 そこに「既得権益者」の存在がある為に、食材が災害により不作となり、需要供給のバランスが大波小波と不安定となるのを、毎回毎回繰り返しているに過ぎない。よって、昔ながらの生産者から仕入れまでの流れをシンプルにすること以外に、無駄無理をなくす道はないと言っても過言ではない。特に、歴史と伝統を誇るホテルなどの施設の仕入れは、昔ながらの業者会が存在しており、「なーなーな関係」になっているケースも否めない。よって、それが悪き慣習であれば、即刻、大改善の必要がある。

 命を維持するための「食」については、「既得権益者」の都合ばかりに左右されるものではなく、消費者に料理を提供する食事処へ安定供給されるのならば、消費者も懐を心配せずとも、美味しい料理をリーズナブルに食す事ができるはずである。本日は、美味しい「鱈のポワレ」を食しながら、そんなこんなを考えさせられたのであった。

 最後に、これは、あくまでも憶測ではあるが、今まで数十食の「舌鮃のムニエル」を食していて気付いたのだが、徐々に「舌鮃」のサイズも縮み、厚みも薄くなっていたようなので、何か仕入れに問題が出たのだろうと邪推してしまった。結論として、仕入れ先に誠意と愛情があるのならば、「舌鮃」のサイズや厚みに波が生じるはずがないのである。一見客ならば気づくはずもないが、常連客の目を誤魔化すことはできず、厨房側の苦悩を察するばかりとなった。


▼新作のスープ
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▼人気のシュークリーム
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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/11/2 12:00 am

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