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泰勝寺跡の鴨たち・・・

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 閑静な佇まい「泰勝寺跡」と言いたい所だが、現在、茶室やその他施設の修復工事が続いており、鴨たちもイヤプラグして、水面に浮かび寝ていた。

 寒くなり、取材箇所が限定される中で、最終的に「泰勝寺跡」を選ぶのが通例だが、これから数ヶ月間はヒンヤリとした森林浴を楽しむことができぬようだ。

 実は、午後4時頃に足を運んだので、入園している観光客は皆無。工事関係者の車が駐車場を占有している。受付に顔を出すと、「もう閉めました!」と言う。

 「看板には受付は4時半まで、閉園は5時ではないのか!?」と尋ねると、気まずそうにしていた。何とも、1時間も早く閉めるのは如何なものかと。

 これでは、県外の観光客が、細川ガラシャを訪ねて来てもウェルカムではない対応であれば、熊本市内を代表する観光資源を無駄にするばかりとなる。

 これこそが、殿様商売と言うのだろうと。よって、午後4時に入園して、25分後に取材を終えて、さっさと帰途についたのだった。

 
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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/21 12:00 am

「九曜紋」の考察から・・・

▼細川家家紋「九曜紋」をあしらった提灯

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 「九曜紋」(くようもん)とは、熊本県民にとっては、とても慣れ親しんでいる家紋である。社会人であれば、ほ とんどの人たちは、細川家家紋であることを知らぬ人はいない。一昨日、紅葉の名所でもある旧細川刑部邸庭園(12月5日まで無料開放)を散策しながら、「九曜紋」の提灯や瓦などを撮影し、ふと思い出したのだった。

 一つは、現代社会における古い「家紋」の経済効果である。江戸時代の肥後藩主であった細川家の家紋について、 「九曜紋」で検索すると、その経済効果が絶大なことが窺い知れる。美味しそうなお菓子の写真等がわんさと抽出さ れ、昔の和のデザインが、今も尚、脈々と生き続けている。

 二つは、特に名だたる武将たちの家紋を見てみると、左右対称のものがほとんどだ。とてもシンプルなものから複 雑なものまで、多種多様。そのデザインを最初に考案したのは誰なのか知る由もないが、長年にわたり、その一族の 威風なる存在を諸国へ伝えるシンボルマークやピクトグラム、アイコンとしての役割を果たしていた。

 今の時代でも、車のエンブレムを見ると、高級外車については、インパクトのあるアイキャッチの跳ね馬であれ ば、ポルシェ、フェラーリ。ステアリングイメージであればメルセデス。輪っかが4つであればアウディと、瞬間的に メーカーイメージが伝わり、それぞれの洗練された車のデザインが頭に浮かぶ。

 しかし、国産車のエンブレムで、インパクトのあるデザインはなかなか見当たらない。敢えて挙げれば、スバルの 「六連星」(むつらぼし)ではないか。このイメージは、国内外で「スバリスト」と呼ばれる人たちに、この上なく 愛され、親しまれていると聞いたことがあった。また、バイクであれば、ヤマハの「音叉」エンブレムが印象深い。

 このように家紋やシンボルマーク、エンブレムなどを考察すると、その家系なり企業なりの歴史と伝統を垣間見る ことができる。読者の方々も、手隙の時にでも、ご自分の家紋の歴史を辿ってみると、何か新たな発見があるのかも 知れない。因みに、筆者母方の家紋を調べると「梅鉢」であった。

 話は前後するが、熊本銘菓に「九曜紋」のデザインを施した「五十四万石」という美味しい菓子がある。また、熊 本ホテルキャッスル1階レストラン名は「ダイニングキッチン九曜杏」であり、個室の奥座敷は「細川」となっている。 熊本市内を見回すと、「九曜紋」は色んなところで重宝されているようだ。


▼旧細川刑部邸散策
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▼熊本ホテルキャッスル(シンボルマークは、県木の銀杏)
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文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2021/11/28 12:00 am

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