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幼い頃の食べ物が、グルメの原点であり、スタンダードとなる。

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 「銀座 ろくさん亭」と言えば、食通の方であれば、誰しも憧れの食事処である。そのオーナーの道場六三郎さんが某番組の中で「幼い頃の食べ物が身に付いている」と。

 その語りを聞いた瞬間に、ふと、筆者の幼い頃の食べ物を思い出したのだった。瞬間的に頭に浮かんだのは「おにぎり」と「カレーライス」、そして「高菜焼き飯」であった。

 筆者の生まれ故郷は、熊本県山鹿市。清流菊池川(菊池水源)の恩恵を受ける、ずば抜けて旨い米処である。お陰様で、ご飯には煩く育てられ、また、養鶏も盛んな地域なので、卵にも煩くなってしまった。

 幼い頃の料理で思い出されるのは、先ずはルウから仕込む実母の手作りカレーであろうか。それに、魚釣りに持たされた丼山盛り一杯を握った「ジャンボおにぎり」2個(昼用、夕方用)、そして、酸っぱくなりかけた高菜漬けを刻み、ピリ辛に炒めた焼き飯である。

 小腹が空くと、ちょいと旨い「おにぎり」が欲しくなったり、体に力が入らぬ時はピリ辛のカレーライスを頬張りたくもなる。大したご馳走ではないが、それが、筆者のグルメの原点であり、スタンダードとなっている。

 写真下のように、料理写真を撮影することが多い中、ご飯に対しては無意識に撮影している場合が多い。何と言っても、「おにぎり」には目が無い。昨年は、日本一を何度も獲得している菊池市の「七城砂田米」を30キロほど頂いているので、今日の夜食にでも「おにぎり」を握ってみようかと。

 最後に、写真上の小さな「焼きおにぎり」は、天草の或るご老人から頂いたものだが、なかなか美味なるもので、独特な食感と風味、そして喉越しには驚くばかり。しかし、何か秘訣がありそうだが、それが解明できないまま現在に至っている。

 残念!
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写真・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2023/2/6 12:00 am

心優しいラーメン屋さん

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 元々は熊本市内の屋台だった「さかえラーメン」。山鹿市に移し住み、温泉プラザ山鹿に店を構えて43年になると言う。初代は既に他界されたお母さんだが、現在は、その母のレシピを受け継ぎ、2代目のお母さんが店を切り盛りしている。

 初めて足を運び、「チャーシューにしようか、大盛りにしようか!?」と呟くと、「先ずは、普通のラーメンで如何ですか?」と、全く商売っ気のない言葉が返ってきた。

 テレビ番組などの取材は一切受けないと言うので、その理由を問えば、「番組の撮影に応対したり、急にお客様が来られても、店側のペースが乱れて、お客様にご迷惑を掛けるばかりですから・・・。」と、さらっと言い切った。

 ラーメンのスープは臭みがなく、結構さっぱりしているので、それを問えば、「豚の骨だけで、頭やその他鶏など入れていません。13時間ほどグツグツ煮込みますかね!?鶏を入れると、鶏の味が被ってしまうので・・・。ここは、あっさりしたものになっています。あとは野菜を入れますね。餃子の野菜なども全部包丁で刻んでいるので、食感が良いと思います!スープの味は、午後五時過ぎからが一番美味しいかと思いますよ!炒りニンニク入れますか?」と。

 帰り際、温泉プラザ山鹿のポイントカードに記録してもらう時に、「車で来られましたか?まだ1時間は経ってないかも知れませんが、1時間過ぎた時の無料カードをお渡ししておきますね。もし、今日1時間以内の滞在であっても、次回来られた時に使えますので、また来てください!」と。これまで温泉プラザ山鹿の店で沢山飲み食いしたけれども、こちらから申し出ることなく、初めて無料カードのことを言ってくれた。

 以前は温泉プラザ山鹿にはパチンコ店2店舗、その他スーパーなど大型店が犇めき合っていたものの、今は、シャッターが閉まったところが多くなり、閑古鳥が鳴いている。よって、同ラーメン店も当時の同プラザ隆盛期と比較すれば、お客が激減しているのは事実。しかしながら、以前からの常連客も足繁く通って来ると言う。地味に細々と経営しているが、真摯な心を忘れず、優しい心で真面目な職人を応援したくなるのが、客というものではなかろうか。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/7/11 12:00 am

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