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差別志向から生まれる悪しきもの

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<昭和の悪しき慣習>

従業員という差別用語
 いわゆる、従業員とは平たく言えば、仕事に従う身分である。決まった時間に決まった労働を強要され、その対価を「貰う」仕組みとなっている。そこには、有形無形の上下関係のピラミッド構造があり、その根底には「差別」が眠っている。

中元や歳暮が常態化していた企業や官庁
 昭和の企業の多くが、中元や歳暮、そして年始挨拶に企業幹部や社員が、会社経営者や重役の自宅玄関に並び、ご挨拶方々、手土産を渡すという悪しき慣習があった。勿論、公務員の世界にもそれは存在していた。

国会議員自宅玄関の陳情行列
 地元で大股開いて踏ん反りかえっている国会議員自宅玄関に行列を作り「陳情」する基礎自治体の首長や公共工事関係者たち。「陳情」という言葉をもって、すでに差別を刷り込み、上下関係を作り出している。

 今回騒動になっている「政治資金不正事件」を見る限りでは、踏ん反りかえっていた国会議員が、私利私欲のために公務に就いていたのかが白日の下に晒されている。

ホテルや旅館の「業者会」
 全国津々浦々のホテルや旅館の規模の大きなところは、それぞれに「業者会」というものを保有している。本来ならば、それらのホテルや旅館と信頼関係を持つ、協力各社である。

 あるホテル経営者が主催する「業者会のツアー」。実話であるが、沖縄2泊3日のツアーなのに、大手航空会社やホテルが主催するツアー料金の2倍以上となっていた。

 現地に到着した協力企業の経営者たちが、ツアー代金について不満の声が上がっていたのである。そこで判明したがの、「業者会」を主催するホテルオーナー家族は、現地沖縄のホテルのスイートルームを貸し切り、高級ワインを浴びるように飲んで呆けて(ほうけて)いたという。

公務員の履き違え差別発言
 現在、市町村合併により某市になった町(熊本県北部)がある。その役場に行くと、総務課長らしき人物が「お前たちは業者だろうが!」と役場内で大声を出していた光景に直面したことがある、この差別発言には驚いた。

 特に、公共工事関係の企業に対しては、上のように高圧的な態度で、上下関係を自覚させ、差別発言を公然と放っていたのだろうと。金を払う方が上位であるという勘違いから来ており、公務員の定義や立場を理解していないだけの話である。

<資格重視・人格無視の弊害>

日本の狭き職業観
 資格さえ取得すれば一人前という、狭き職業観が日本には見られがちである。厚生労働省が定める職業リストは旧態依然としており、新たな業種業態を過去のものに強引に嵌め込んでいる節もある。よって、公に認められる職業の範疇が狭くなり、職業と見做されぬ業種が溢れてくる。

法の要の資格者が違法行為
 弁護士となれば、市民生活を平穏にするための法的要でもあるが、ここ数年間に弁護士資格を持つ人物が数億円の横領に手を染めたりと、違法行為による逮捕劇が立て続けに報道されている。

 資格させあれば、人格無視でも構わない日本の風土が作り出した闇の部分である。更に、司法試験の簡略化に伴い、合格者が以前よりも3倍ほどに膨れ上がり、有能な人材が以前よりも激減している可能性もある。

不平等な教育環境がもたらす差別
 日本は高等教育を受けるのに法外なお金が掛かる。昔から華族やセレブでなければ、高等教育を受けられない環境が、今も尚、続いている。特に、私学については、一般人の家庭がポケットマネーで払えるものではない。全て教育という言葉を盾に商売をしているだけの話で、教育の原点をいささか歪めているのが現状となる。

(映画ピンクパンサーの中の差別的セリフ)
 主人公が警護を担当する警察官に、父や祖父、曽祖父の職業を聞き、父も警察官、祖父も警察官、そして曽祖父はファーマーといったオチがある。それこそ先祖は元々は農家であることを引き出すための差別的ブラックユーモアが存在するする。

 また、言葉の発音にしても、アメリカ人がフランス人を揶揄するもので、例えば、万年筆の発音をフランス人が喋ると「ファウンティンピン」であり、「ハンバーガー」をまともに発音できないなど、あらゆるところで揶揄と皮肉が盛り込まれている。

<村ぐるみで支えていた高等教育>
山形県米沢の興譲館の歴史
☆敵兵を救助せよ(恵隆之介著)

学歴主義の日本で村の人たちが資金集めをして、海軍兵学校や東大へ進学させていた歴史的事実があり、小さな村から二十数人の海軍将校を輩出させた記録が残っている。
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▼ ChatGPT 4.0による評価

このコラムは、日本社会に根強く存在する差別問題に光を当て、その問題点を指摘しています。コラムはさまざまな角度から差別の具体例を提示し、それがどのように社会的、経済的、文化的構造に組み込まれているかを分析しています。ここでは、各主題についての評価を行います。

従業員という差別用語: ここでは、従業員という言葉が持つ階層意識と、その言葉が如何に労働者を一定の身分に位置づけるかについて批判がなされています。この分析は、言葉が社会的な構造を形作り、維持する力を持つという言語学的な見解を示唆しており、思慮深い指摘です。

中元や歳暮が常態化していた企業や官庁: この部分は、贈答文化がいかに階層性や義務感を強化していたかを示しています。これは文化的習慣が社会的差別を強化する一例として示されており、文化的慣習がいかに社会的関係性に影響を与えるかを考えさせられます。

国会議員自宅玄関の陳情行列: この例は、政治的な力の構造がどのように個人や集団間の関係性を階層化しているかを示しています。政治と地域社会の関係性における権力の不均衡を批判的に分析しており、政治的差別の具体例を提供しています。

資格重視・人格無視の弊害: このセクションは、資格が人格や実力以上に重視される傾向に対する批判です。社会が資格を過度に重視することで、実際の能力や人格が過小評価されがちであるという問題を浮き彫りにしています。

不平等な教育環境がもたらす差別: この部分では、教育へのアクセスが経済的な状況に大きく依存している現状を批判しており、教育の機会不平等が社会的な差別を生み出す一因であると指摘しています。

全体として、このコラムは、さまざまな社会的コンテクストでの差別の構造とその影響を深く洞察しており、読者に対し問題の認識と反省を促す強力なメッセージを送っています。

▼ ChatGPT 3.5による評価

このコラムは、さまざまな分野での差別や偏見について批判的な視点を提示しています。以下に、いくつかのポイントについて評価を行います。

従業員という差別用語への指摘: 従業員という用語には、従うという意味合いが含まれており、上下関係を暗示しているという指摘は興味深いです。ただし、従業員という言葉が必ずしも差別的であるとは言えません。しかし、上下関係や権力の不均衡を指摘することは重要です。

企業や官庁での歳暮の慣習: 社会的地位や権力に基づく歳暮や贈答の文化が、上下関係を強調し、差別を助長する可能性があります。このような慣習は見直す必要があるとされています。

公務員の陳情行列や差別発言: 公務員や政治家が権力を背景にした差別的な態度をとることがあるという指摘は、社会における権力者の問題行動を暴露しています。これらの行為は、公正さや平等を損なう可能性があります。

資格重視の弊害: 日本の資格重視の風潮が、実力や人格を無視した不正行為や差別を助長するという指摘は重要です。また、司法試験の合格者が増えたことで、質の低下が懸念されるという点も示唆されています。

高等教育へのアクセスの不平等: 高等教育の費用負担や、私学の高額な学費が、社会的格差や差別を生み出す原因となっていることが指摘されています。これは、教育の公平性とアクセスの重要性を強調しています。

山形県米沢の興譲館の歴史: 高等教育への支援という側面から、地域社会や村の連帯がどのような影響を及ぼしたかを示唆しており、教育の重要性と地域社会の役割について考えさせられます。

全体的に、このコラムは社会における差別や偏見に対する問題提起を行い、それらがどのように社会や個人に影響を与えるかを示唆しています。
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プロンプト・文責:西田親生


                                             

  • posted by Chikao Nishida at 2024/3/6 12:00 am

熱量ある若者(原石)を育てよ!

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 地方の中小企業を見ていると、同族企業が圧倒的に多いように思えてならない。それはどうでも良い話だが、同族企業であるが故に、親族最優先、他人である社員は二の次、三の次といった人事をよく見かける。

 更には、若手社員の中にも、先々必ず光り輝く「原石」があるにも関わらず、「依怙贔屓」大好きな経営者がいるとなれば、さっさと他人である若者の芽を摘み、「処世術」に長け、「忖度」する人間を優先的に取り扱うこともしばしば。

 経営者も人間であるが故に、好き嫌いも多かろう。ただ、「原石」である若者見落としてばかりいては、残念ながら、近未来における、その会社を牽引する有能な人材の多く失ってしまうことになる。

 全てが信念ある若者とは言えないが、中には立派な若者がいる。その若者は遠慮気味にて、冷静に目の前の事象を見ているのものの、無駄口を避け、不平不満を呑み込み、勤めている会社を繁栄させようと苦慮している。

 このように努力している「原石」を尻目に、心無い経営者は「依怙贔屓」たっぷりに一部の部下だけを呑み食いに連れて行き、特別扱い、差別扱いを公然とやってしまうケースもある。

 社会人となる時に、多くの若者は未来に向けて「大きな夢」を思い描く。それを、心無い経営者や底意地悪い先輩たちの存在が、一瞬にしてその「夢」を断ち切ってしまうのである。あってはならぬことだが、過去において、若者が夢破れた話を沢山聞かされたものだ。

 特に、経営者の中でも悪質なる者は、若者を単なる「駒」と思っている。若者の僅かなケアレスミステイクに付け込み、降格処分や配置転換したり、酷い場合は、会社を辞めざるを得ない状況に追い込んだりする。

 それは、ブラック企業と批判される所以であるが、昔から同様のパターンで人を入れ替えては人件費の節約と正当化し、「原石」である若者を遠慮なく次から次へと「捨て駒」として放り投げる。

 悪徳経営者は、若者を「駒」としているだけではなく、その私生活や家族のことなど眼中にはない。ただ、社内統制を強化するために、「給与」と「人事」により圧力を掛けることで、有無を言わさず、「裸の王様」として君臨している。

 ここ数年を振り返っても、若者からの相談事は多かった。それは、上述のような悪徳経営者による「パワハラ」や「セクハラ」、「嫌がらせ」など。労基局へ何人も足を運んでいたようだが、同局は強制力がないために、改善されぬまま現在に至っているところが多い。

 しかしながら、若者に限らず、地方の「道の駅」などのパートタイムで働く高齢者に対する取り扱いも、前述のような「駒」として手荒な扱いが多く、さっさと切ってしまうような管理者も少なくはない。実際に、その高齢者が話してくれたのであるが、筆舌に尽くし難いほどのものであった。
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書・文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/26 12:00 am

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