ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » ポートレート

カメラとレンズの組み合わせ・・

▼NIKON D800+NIKKOR 60mmマクロ

d-800-nikkor60


 男性を撮影するには、ガチッとしたマクロレンズも面白い。男性的な直線をくっきりと表現できるからであろうと考えられる。筆者は、このレンズを料理写真を中心に使っているが、その他に、職人の腕の筋肉や血管の浮き出したところ、暗がりで滴る汗など・・・そんなところでしっかりと使いたい単焦点マクロレンズでもある。

▼NIKON D800+SIGMA 50mm

d-800-sigma50-1


 上は、昨日撮影したばかりのものだ。でっかい一眼レフNIKON D800に装着したのは、SIGMA50mmの標準単焦点レンズ。f1.4とすこぶる明るいレンズなので、開放で大胆に浮きだすような写真が撮れる。しかし、カミソリフォーカスと呼ばれるほど、フォーカスの範囲が極端に狭いために、下手するとボケボケとなる可能性もあるので、要注意だ。また、このレンズは、最短焦点距離が結構長いので、単品の小さな器に入った料理を写すには向いていない。

▼NIKON D800+SIGMA 24mm
d800-sigma24


 写真上は、SIGMAの超広角レンズ(12-24mm)を装着して撮影したものだが、暗いレンズなので、このように晴天の時には、手ブレなく撮影が可能となる。しかし、暗いところでは三脚は必須である。この場合は、NIKON D800に装着して撮影しているが、NIKON Dfのように、暗がりで強いカメラに装着すると、もっと撮影は楽になる。

▼NIKON Df+NIKKOR OLD LENS 35mm
df-old35


 これは数十年の歳月を経た、オールドレンスを使用したものだ。オートフォーカスもなく、フォーカスリングもあやふやな動きをするけれども、結構味のある写真が撮れる。現代の最新レンズと比較するのは可哀想だが、その存在は侮れない。

▼CANON EOS 5D MARK II+CANON LENS 24-105mm
eos


 最後の写真は、数年前にCANON EOS 5D MARK IIという名機を使用して撮影したものである。レンズは、24-105mmのズームレンズを使用したもので、手持ちで撮影した。名機と言われ、現在も活躍するもので、筆者のように下手くそな者でも、目を瞑っていても、結構レベルの高い写真が撮影可能となる。

 ・・・・・

 今回、数枚の写真を見ながら、撮影当時の頃を思い浮かべ、カメラ本体とレンズの組み合わせで、如何に表情が変わってくるかの検証をしてみたが、サンプルとしてはまだ不足していることは重々承知している次第。しかし、「レンズは一生モノ」と言われるように、本体が壊れても、レンズだけは棺桶に持って行くくらいの気持ちで大切にすべきものだと・・・。

 筆者がよく世話になっていたカメラの老舗には、90代の男性が最新鋭機を求めて立ち寄ると言う。そして、ちょこちょこと写しては、また店に来て話をするらしい。どんなに高齢であっても、誰でも気楽にできる写真撮影という趣味。・・・これも、「一生モノ」だと、頷いた次第。・・・記憶のみならず、自分の思いを記録できる素晴らしい趣味は、お宝ものだ。


【ロゼッタストーン公式サイト since 1995】 http://www.dandl.co.jp/Link

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2014/11/15 12:38 am

モノトーンの世界・・・出力例

▼お客さんへカメラ機能を説明する、坂梨予司夫さん。

SAKANASHI


 「モノトーンの世界」に目覚めたのは、正直な処、つい最近の事である。一昨年前から「書」に没頭し、「モノトーンの世界」を何とかデザイン化しようと動き、1年半が過ぎた。それから、先見塾に写真倶楽部を新設し、定期的に撮影会を重ねて行くと、段々と欲が出てくる。・・・そういった中で、足を運んだのが「カメラの坂梨」(熊本市中央区上通町9-12)だった。明治五年創業の老舗カメラ専門店である。

 そこで、NIKON Dfに最適なレンズを物色していると、同店社長(坂梨予司夫さん)が・・・「このレンズ、どうですか?」と、何気に持って来てくれたのが、NIKKOR 20mmオールドレンズだった。レトロデザインのDfには持って来い。早速、その20mmの単焦点レンズを装着すると、フィルムカメラ名機を彷彿させるような出で立ちとなった。

 更に、同店社長からNIKKOR 35mmオールドレンズを提供して貰った。レンズの硝子に鉛が練り込んであるのかどうか定かでないが、最新レンズとは全く発色もフォーカスも、四隅の収差も・・・全て異次元の世界に入り込んだような写真が撮れるのである。思い起こせば、この段階で筆者の尻(ロケットの導火線)に火が付いたのだろうと・・・。(苦笑)

 以下の写真群は、昨年から今年に掛けて、尻に火が付いた筆者が撮りまくった写真のほんの一部であるが、その19枚の写真は、「カメラの坂梨」で全てプリントし、額装し、被写体になってくれた人達へプレゼントしたものである。

 筆者は1984年からのMacユーザーとして、印刷物・・・画質、デザイン、フォントなどなど・・・結構やかましい眼を持っている。よって、現在使用しているLetinaディスプレイでプレビューする写真を、その辺の出力屋さんでプリントすると台無しになってしまう事も多々ある訳だ。

 しかし、昨年、ソフィ・タカヤナギの高柳社長に「カメラの坂梨さんの出力クオリティは相当なものですよ。」と聞いていたので、直接足を運び、短期間の内に19枚の拙作を出力して、額装したのだった。

 これから額装したい写真が何十枚もあるが、まだまだ納得の行く「モノトーンの世界」へは到達していないので、新年度からは、より強烈な自分なりの「モノトーンの世界」に挑戦してみたいと・・・。


▼紙媒体へ出力した写真群(カラー写真も含む)
works1



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/11 12:28 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp