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創立30周年を迎えて・・・

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 振り返れば、あっという間の30年。それも、コロナ禍の時代に突入して間もないが、本日、弊社(ディー・アンド・エルリサーチ株式会社)は、お陰様で、無事創立30周年を迎えることができた。

 起業する引き金となったのは、正直なところ、1984年に出逢ったアップル社のMacintoshを購入した時に遡る。当時は新聞社の企画事業に専念していた頃だが、ニューメディアに没頭してしまい、結局、1990年に独立するに至った。

 経営者としては失格であると思う反面、何事も精一杯チャレンジしてきたと自負するところである。善きにつけ悪しきにつけ、甘いも辛いも苦いも酸いも、沢山経験することができ、現在のコロナ禍の時代に、難癖つけてくる暇な輩もいるので、もうお腹一杯のところでもある。

 ただ、最近、起業時に出逢った、元アップル・ジャパンの方々とのコミュニケーションがとても愉快で、筆者に夢を与えてくれたことに対して、心から感謝の意を表する次第。本当にお世話になりっ放しとなり、すこぶる充実したものであった。

 1990年起業当時、オフィスの中は全てMacintoshばかり。アップル総代理店だったキヤノンの全国紙に「熊本にMac Office誕生!」という記事まで載せて頂いた。当時のキヤノン営業マンは、今や本部の上層部にいるが、筆者の夢実現に東奔西走してくれた人物だった。

 1991年からコンピュータグラフィックスに着手。NHK衛星放送、関西テレビ、東海テレビ、テレビ新広島、愛媛テレビ、九州朝日放送、その他NHK山形、宮崎など、各局の番組タイトルCGを供給することになり、戦争の毎日だったことを思い出す。

 更に、1995年8月22日に、熊本県第1号のインターネットWEBサイトを構築し、新聞、テレビなどで騒がれたこともあった。当時、東京渋谷での展開を想定していたが、同年12月7日に実母が他界して、渋谷を諦め、熊本でネット事業をすることに・・・。

 それから25年が経ち、会社としても創立30周年。草創期を思い起こせば、今では石器時代のように太古に感じるばかり。CGを創り出したシリコングラフィックスのマシンも懐かしく、インターネットサーバーも7代目にして健在。今でも、Macはデスクのあちこちに散在している。

 さて、区切りの30周年を迎えるにあたり、今から何を為すべきか!?集大成として、何を残すべきか!?最近は、思考回路がぐるぐると加速度を増している。遣り残したことが沢山あるので、遅ればせながらそれらを片付け、次世代に向けて再挑戦の構えとなっている。

 二十数年前の台風19号、4年前の熊本地震、世界的な新型コロナウイルス感染拡大、そして豪雨による災害など、大災難ばかりが次から次へと襲い掛かってくるけれども、我々は、安寧な時を求めて、生きて行かねばならない。さて、どうするか!?

 SNSの台頭により、ネットもまるで異次元の世界に変貌し、メディア自体も、旧メディアから新メディアへの完全移行の段階に差し掛かっているのは間違いない。よって、ヒューマンコミュニケーションもビジネスモデルも様変わりとなる訳だ。

 もっと皆の笑顔が絶えないような時代にはなり得ないのか、もっと皆が楽しみながら仕事をする環境は創れないのか、更には、ネット上での事件が多発する中、法整備はできているのかなど、国内に限らず、地球全体が大変革の時期に差し掛かっている。

 さあ、兜の緒をしめて、次世代へ向けて発進!


▼創立20周年記念講演会(2010/熊本ホテルキャッスルにて)
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
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文責:西田親生

                       


  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/1 03:57 am

他の追随を許さぬ、Mac。

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 今振り返ると、 1970年代にマイコンと出逢い、1980年代にパソコンの進化と共に業務を遂行し、1990年に独立。CGやネット事業に着手し、2000年代になり、次から次へと各業界のスタンダードを変える、Macの大進撃に直面したのだった。これは、タイムリーでもあり、パソコンの黎明期から進化と同じ歩幅で、起業以来歩めたのは、ラッキー以外何ものでもない。

 しかし、Apple社が世に送り込んだMacintoshには、エンドユーザーには気付かれぬほど、小洒落で凄い思想が凝縮されており、その卓越したヒューマンインターフェイスによって、ニューメディアの世界がどんどん進化して行く起爆剤となった。

 先ず、アイコンという「小さな絵」である。スマホ時代となった今では、当たり前の画面やアイコン。当時、その中に、アイコンがひしめき合っているのがMacだった。誰も、それがアイコンであるという認識もなく、一瞬間で何を意味しているのか分かるような、道路標識感覚で、画面の中をドライブしているのである。

 1984年に日本上陸を果たしたMacintoshだが、実は、その画面の至る所に魔法が掛けられていた。それは、デスクトップという概念である。画面が帳面やスプレッドシート感覚だったWindowsに対して、Macは自分の机の上という仮想現実世界からスタートするのである。それも、スイッチを入れれば、Macの中にチビMacが登場し、笑顔で迎えてくれるという演出だ。

 机の上にあるMacの画面の中が、更に仮想現実世界の机の上を演出し、直感的にマウスを握り、動かしてやれば、いつの間にか、ワープロでも、ドローでも、ペイントでも、音楽でも、通信でも・・・自分自身が魔法使いやマジシャンになったかのように、サラサラと業務を処理してしまうのだ。

 当時は、まだ「擬似マルチタスク」と言っていた。・・・現在のマルチタスクという概念をも、既に持っていた。机の上にある要らなくなった書類は、ゴミ箱に投げ込んで捨てる。更に、ゴミ箱を捨てれば、近所のゴミ収集箇所へゴミ出しを完了したことになる。微に入り細に入り、ヒューマンインタフェースを徹底追及したMacは、他の追随を許すことがなかった。(現在でも同様)

 更に、他のパソコンの度肝を抜いたのは、画面の仕様である。何と、ビットマップディスプレイを採用し、画面一杯に、自由自在に輪ゴムが伸びたり縮んだりするように、グラフィックを描けたのである。人によっては、「こんなオモチャなんぞ、仕事に使えるか!」とまで、否定的な見解を述べる評論家も居た。実に身の程知らずの無知な人間だが・・・。(苦笑)

 現在では、パソコンもパッドもスマホも、全て家庭に浸透している訳だが、ここで一番大切なことは、進化したデバイス群を使えるからといって、自分自身が天才になったかのように勘違いしないことである。そこは、自分自身の論理展開や発想などを、日々磨きに磨かない限り、他の追随を許さぬようなスキルを手にすることは出来ない。

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/27 03:48 am

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