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エンバワーメントが、上司の責務。

▼写真は記事に関係ありません
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 子供の頃を思い起こすと、子供らしい諍いは多々あるものの、翌日になるとすぐに仲直り。何ともサラッとしており、互いに笑顔が戻る。ところが、大人の世界となると、そう簡単ではなくなってしまう。大人の諍いは、子供のそれとは異なり、思いの外面倒臭い。

 すんなり事が収束するものでも、難癖つけたり威嚇を続けたり、翌日ケロッとしている大人は実に少ない。結構、根深い人間が多いようだ。それも、己を正当化するばかりで、第三者の誠意あるサジェスションやアドバイスに耳を傾けず、誤った道を辿る大人ばかりとなる。

 特に、己の上に親や先輩、上司という監視役が少なければ少ないほど、「裸の王様」として醜態を曝け出し、恥辱心を忘れ、君臨している。企業において、老害は言わずもがなだが、若くして或る程度の地位を得ると、それが己の実力と過信し、道化師のような生活を営んでいる。

 また、責任転嫁を趣味として、己の保身ばかりに気合が入り、あちこちで、他人の誹謗や揶揄を繰り返すといった具合である。よって、そのような「輩」と拘り、密談でもしようものなら、即座に約束を破るばかりか、全てを暴露され、酒のつまみとされてしまう。

 これは筆者の個人的な体験談であるが、昔、新聞社に勤務していた時も、「手柄は上司、不始末は部下。」と、足元にトラップが沢山あった。上司は部下に救いの手を伸ばし、部下の能力を伸ばしてあげるように指導すべきだが、部下へのエンパワーメントを軽視する上司が多かった。

 最近でも或る企業を観察していると、同様に、上司は正当化と責任転嫁に走り、弱者に矛先向けて、手を替え品を替え、イジメを展開している。表では上品な口調、裏では投げやりで恫喝じみた罵言である。そのような上司は自力もなく、能力もないが、汚い処世術に長けているのか、優等生ぶりっ子で、忠犬のように振る舞うのがご趣味のようだ。

 逆に、男らしく切れ味の良い上司は、部下の面倒見も良く、常に、部下サイドにスタンスを置き、一所懸命世話をしながら、軌道修正に助力している。己の人生において、このように理想的な上司に恵まれると、社会人としての仕事の遣り甲斐はぐっとアップして行く訳だ。

 できることなら、面倒見の良い、ストリクトでクレバーな上司に恵まれたいものである。


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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2019/10/28 03:43 am

人材育成は、「被害者」の救済から!

▼「迷走」のイメージ写真
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<負のスパイラルからの脱出>

 人は誰しも、迷走する事がある。自覚のないままに、「迷走のお化け」に噛まれて、二進も三進も行かず、心が固まる。身体も固まる。そこで痩せ我慢するから、迷走に拍車が掛かる。弱音を吐かぬから、無理が来る。無理をするから、歯車が狂う。よって、迷走という負のスパイラルから脱出不能となっている。

 その時、可能な限り平常心を取り戻し、一歩、二歩引いて、周囲の人間関係をじっくりと検証することをお勧めしたい。そこで、己の迷走の原因となっているものが、俄かに見えてくるはずだ。因みに、迷走の原因が、仕事のプレッシャーではなく、人的プレッシャーであることが多い。

 ここで気づけば、しめたもの。延々と抜け出しきれなかった負のスパイラルから、即座に脱することが可能となる。昔、或る精神科医が患者に「今の自分が、何が原因で今に至っているか分かれば、心の病から脱します。」と言っていたことを思い出す。「何が原因で・・・」が問題となる訳だ。

<人材育成を指導する側の心得>

 元々、素行の悪い人間に正しいベクトルを示唆したとしても、時間の無駄、エネルギーの無駄となる。改心の可能性は、思いの外少ない。人材育成は、劣悪な仕事環境下に埋まっている「被害者」の捜索が最優先であり、その「被害者」こそが人材育成の対象としては最適となる。

 繊細で気弱な人たちは、大抵の場合、民度の低い荒々しい輩の餌食となっている。「被害者」として、静かに耐えていることが多い。組織の規模が大きくなればなるほど、埋まってしまう「被害者」の数は増えてくる。それを、早期に発見し、救出しなければならない。

 そして、救い出した「被害者」の心のケアを開始する。「安心安全な環境」を提供し、「信頼できる人間関係」を再構築させることが先決だが、「被害者」だった人間が育つ速度は、棚ぼた職位に有頂天となっている輩を鍛え上げるよりも、遥かに少ない時間で完了する。

 気弱だった人間が、一度自信を取り戻すと、見る見る間に、頼もしい「企業戦士」に育っていくのである。


▼「ホッとした時が戻った」のイメージ写真
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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/10/19 02:29 am

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