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カテゴリー » 熊本地震・復興

水位が戻った、水前寺成趣園。

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 熊本地震で枯れ掛かった水前寺成趣園。一昨日、足を運び、水位が元に戻り、外国人観光客が大勢訪れているのを見て、安堵したのだった。

 地面を見ると、無数の小さな穴があり、その穴からセミの幼虫が這い上がり、木の高いところまで幹を登り成虫となっている。アブラゼミが多いようだ。また、水面では無数のトンボが飛んでいた。鳥は白鷺が1羽いただけで、ほとんどは鳩ばかり。・・・思ったよりも、賑々しい園内だったので、一周歩くこともなく、現地の写真屋さんと立ち話をして、最後に、古今伝授の間に立ち寄った。

 海外からの観光客は自撮り棒を持ち歩き、各所各所で立ち止まり、いろんなポーズを取っている。それからINSTAGRAMなどのSNSに投稿するのだろうか!?ほとんどがアジア系の人たちだが、挨拶することもなく通り過ぎて行く。

 欧米人のツアー客は、必ず、にこやかに会釈や挨拶をしてくる。先般、熊本城でイギリスからの家族に出逢った時、互いに挨拶を交わし、立ち話をして通り過ぎて行った。・・・単なる観光やグルメも良いけれども、折角熊本に立ち寄っていただくのであれば、熊本の水、土、空気の匂い、そして地元の人間を知ってもらいたいと・・・。

 
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/8/6 12:36 am

土砂崩れ危険地域に咲く花々

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 4月の熊本大地震以来、余震中でも、常に「土砂崩れ危険地域」として避難勧告を受けていた処があった。それまで、四季折々の野草を中心として、足繁く通ったところだが、この度、やっと余震も落ち着きを見せてきたので、足を踏み入れることにした。

 一見、以前とほとんど様子が変わらぬ感じだった。しかし、住宅街の道を挟んだ畑や崖の斜面がブルーシートに覆われている。散歩中のご老人に話を聞けば、「その畑の上3軒は、誰も住んでいませんよ。あの地震で、外側よりも内部はかなり酷い状態となっているようです。その下を亀裂が走ったんでしょうかね!?」と。

 熊本市内でも、結構、大きな家が建ち並ぶ地域。世代交代で新築したところも沢山あるが、今回の地震の被害は、思ったよりも酷かったようだ。家が崩れていなくとも、中で生活ができない状態は、「悔しい!」の一言であろうと・・・。

 そろそろ日が暮れる。周囲には、以前と同じように野草が花を咲かせ、風に靡いいた。この暑い時期に、コスモスも咲いている。大地震の爪痕を目の前に見ながら、野草たちの力強さがすこぶる印象的であった。・・・自然は怖くもあり、優しくもある、不思議な存在である。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/8/4 12:00 am

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